今回は大手キャリアから格安SIMへ移行するための費用とタイミング、後半では残債がある場合(端末の分割払いをしてるとき)はどうすればいいかについて説明します。
もくじ
格安SIMへ変えるタイミング
解約金がネックと思ってませんか
大手三大キャリア(docomo、au、ソフトバンク)では2年ごとの更新月の前後以外で解約すると9,500円の解約金が発生します。(今後改正の動きがありますので要注意ですがしばらく続くと思います)
格安SIMに乗り換える時、迷ってしまうのはこの違約金のせいです。結論としては、すぐに解約したほうが長い目で見るとオトクです。更新月まで残り半年くらいの人は考えた方がいいですが、それ以外の人は早く乗り換えた方がオトクといいと言い切れます。
乗り換える時の費用
使っているキャリアに支払う解約金 | 9,500円 |
MNP転出手数料 | 3,000円(docomoは2,000円) |
乗り換え先に払う費用↓ | |
MNP転入手数料 | 約3,000円 |
新規契約料 | 約3,000円 |
SIMカード準備料 | 約 400円 |
合計 | 約 19,000円(税別) |
乗り換えたときの総額は税込みだと 2万円近くになります。うわ、やっぱり乗り換えない方がいいんじゃない、って思った人!ちょっと待ってください、大抵の人は 1年以上使えばオトクになります。
実際にシュミレーションしてみます
安めの 3GBのプランでどれくらいの期間で元が取れるか比較してみます
docomo にて 通話5分無料+月3GBまでプラン 月 4,500円 (税別)
カケホーダイライトプラン =1通話5分まで無料 1,836円
月ベーシックパック(〜3GBまで/ステップ2)4,320円
インターネット接続サービス324円/月
docomo with - 1,620円
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月合計4,860円/月(税込)
格安SIM=OCN モバイルで同等のプラン
3GBプラン 1800円 + 10分かけ放題 850円 =月 2650円 (税別)
この場合、格安SIMにすると差額は 4500円-2,650円= 1,850円
つまり毎月 1,850円安くなります。ということは乗り換えにかかる費用(解約金含む)全額の 19,000円が 約10ヶ月で元が取れることになります。その後は毎月 1,850円がずっと節約できます。
docomoと OCNモバイルを例に出しましたが他の会社でもだいたい同じです。安めの3GBプランでも10ヶ月で元が取れます。3GBより大きいプランを契約してる人は半年程度で元が取れます。
更新月が近い場合はよく考えて
更新月が近い人は更新月を待てば9,500円は払わなくてすむので、少し考える必要があります。
乗り換えたときにどれだけ毎月いくら安くなるか分かると、すぐ解約するか更新月まで待った方がいいか計算できます。
9,500円/(毎月安くなる額)で出た数字が分岐点の月数なので、それより更新月までの残り月数が少なければ更新月を待った方がいいです。
上の例の場合 1,850円毎月安くなったので 9500/1850 = 5.1
5ヶ月以内に更新月が来るなら待った方がいいと言うことになります。
端末の代金がまだ払い終ってない場合は?
スマホ本体の残債が残っていてまだ分割払いをしている場合は、乗り換えられないんじゃないかと心配な人も多いかと思います。が!大丈夫です、乗り換えできます。もちろん本体代金は残債がなくなるまで今までのキャリアに払わなければいけません。残りの本体代金はそのまま分割でも一括で返してもいいです。
分割で返済する場合は以下のようなイメージになります。
のりかえ前の毎月支払い明細
のりかえ後の毎月支払い明細
(大手キャリア) 【本体代金】 →分割が終るまで
(格安SIM会社) 【通信量】
分割払いは必ず最後まで完済してください。途中でやめると、端末が使えなくなったり、今後分割で端末を購入できなくなります。
まとめ
格安SIMへのりかえる時のポイント
解約金がかかっても早く乗り換えた方がいい
端末代金の支払が終ってなくても、乗り換えは可能