多くの人はテザリングをするとき wifi接続でしていると思いますが、Bluetoothで接続すると親機側のバッテリーの持ちが約2倍に伸びます。ただし速度は落ちます。
どちらも一長一短あるので今回はそれぞれのメリットとデメリットを紹介しますので自分にはどちらが合うのか参考にしてもらえればと思います。
特徴を比較してみる
大きな特徴を比較して表にしました
バッテリー消費 | 速度 | 電波の範囲 | |
Wifi | 大きい | 速い(モバイル通信の速度と同等) | 広い |
Bluetooth | 小さい | 遅い(最大1.5Mbps前後) | せまい |
Wifi接続の特徴は速度が速いけどバッテリーを消費する。Bluetoothの特徴は速度は遅いけどバッテリーの持ちがよいということになります。
具体的に各項目を見ていきます。
バッテリーの持ちはBluetooth接続が圧勝
Bluetooth接続の方が約2倍バッテリーがもちます。ポケットWifi のスペックを見ても2倍程度と表記してあるし、自分で確かめても約2倍の違いがありました。
これは親機の方(電波を供給する側)のバッテリーがもつということで、子機(電波を受け取る側)のバッテリーに大きな違いはありませんでした。
速度は Wifi 接続が圧勝
速度に関しては Wifi が圧勝です! Wifi接続なら親機が電波を受信している速度のままで通信が可能です。
Bluetoothはその性質上高速通信は限界があり、平均で 1.5Mbps 、速くても2Mbps程度しか出ません。ウェブ閲覧、LINE、Youtubeの低画質なら差し障りのない速度ですが、高画質動画や複数台が同時にテザリングして使う場合はWifiの方がよいでしょう。
電波の届く距離
Wifiの方が広く、実際に10m~20mくらいまで電波が届きます。一般的な家やマンションなら隅々まで届きます。
Bluetoothは距離が限られて 最大で 5~10mくらいですね。隣の部屋や、ワンルームマンションなら問題ないですが5m以上は厳しいことが多いです。バックに入れて持ち歩くのであればBluetoothで全く問題ありません。
接続時 Bluetoothは手間がかかる
Wifi接続は親機の電源をオンにすると自動的に子機とつながりますが、Bluetoothの場合は子機側からつなぎに行かないといけないので少し手間がかかります。ただし Androidだとアプリで簡単に自動化することが出来ます。
Bluetoohの場合はWifiと併用可能
Bluetooth接続の場合、Wifi環境に入ると自動的にWifiにつながってWifi優先で通信が行われるためテザリング親機のデータ消費がされずにバッテリー消費も抑えられます。
たとえば、親機=ポケットWifi、子機=スマホ でBluetoothテザリングしている場合、自宅や店でWifi接続するとその間はWifiでしか通信されないためポケットWifiのデータは消費されません。ポケットWifiha通信しないため待機状態となりバッテリーも減りにくくなるのです。
ポケットWifi でBluetooth接続したい場合は確認を
ポケットWifiには Bluetooth接続機能が付いていないモノもあるので、使いたい場合は購入前に確認しましょう。
子機側についてはスマホやタブレットであればすべての機種にBluetoothが付いているので問題ないでしょう。
余談ですが、以前 iphoneではBluetooth接続で子機として使うことは出来ませんでしたが(ipadはできた) が ios11以降は出来るようになりました。
まとめ
Bluetooth接続 こんな方におすすめ
- テザリング親機のバッテリー消費を抑えたい
- 速度は求めない
- 子機が1~2台
Wifi接続 こんな方におすすめ
- とにかく速くないと困る
- 複数台を接続する
- 家で使う場合は家全体で使いたい
個人的には外出時にポケットWifiで動画を見ないのとバッテリー節約のためBluetooth接続で十分だと思っています。そもそもポケットWifiで使っているSIMが格安SIMのためWifiでも遅いときは3Mbpsしか出ないですし(汗)
Bluetooth接続なら日中8時間持ちあるいてもバッテリーは半分も減らないので満足しています。いざとなったらWifi接続にすれば高速に使えるし家族や友達ともシェア出来ますからね。
ポイント
Wifi接続、Bluetooth接続それぞれの特徴を知って使い分けるのがベスト