テザリング は Wifi と Bluetooth どちらがいいのか?実際に試してみた
ポケットWifiを持ち歩いてスマホやタブレットの通信をしている。今まではWifi経由で接続していたのですがBluetooth接続にしたらバッテリーの持ちが全然違いました。
結果から言うと Bluetooth接続=バッテリ-減らないけど遅い という認識はあったのですが、そこまで速度は気にならずにバッテリーの持ちがすごくよくなったので実際の速度とバッテリー消費を踏まえてメリット、デメリットを説明します。
実験に用いる機器
テザリング親機 >ポケットWIFI MR04LN
少し古いですが、SIMフリーのポケットWifi端末です。スペック的には Wifi接続で 最大12時間、bluetoothで最大24時間通信可能と言うことです。Bluetoothのほうが2倍電池持ちがいいということですね。
SIM >楽天モバイルのデータ通信SIMをさしてテザリングします。
子機 >iphone7 一台とします。バックグラウンド通信は最小限に抑えた設定にしてあります。
計測時間 6時間
データ通信 30MB前後
検証開始
計測時間は約6時間、データ通信は30MBとします。ほぼ待機状態です。
Wifi 接続の場合
ポケットWifi で接続します。 子機のiPhoneは Wifi:ON /モバイルデータ通信:OFF/Bluetooth:OFF
計測時間 13:07~19:01 約6時間
計測前
バッテリー 72% 子機 iPhoneのバッテリー 90% |
|
計測後
バッテリー 42% 子機 iPhoneのバッテリー 73% |
Wifi 計測結果
親機ポケットWifi バッテリー消費 30% :データ通信量 33MB
iPhone バッテリー消費 17%
Bluetooth 接続の場合
別の日に Bluetooth接続を実施しました。 子機のiPhoneは Wifi:OFF /モバイルデータ通信:OFF/Bluetooth:ON
計測時間 10:03~16:01 約6時間
計測前
バッテリー 70% 子機 iPhoneのバッテリー 94% |
|
計測後
バッテリー 55% 子機 iPhoneのバッテリー 80% |
Bluetooth接続 計測結果
Wifi バッテリー消費 15% :データ通信量 30MB
iPhone バッテリー消費 14%
結果比較
計測時間 約6時間 | 親機バッテリー消費量 | データ通信 | iphone消費量 | 平均通信速度 |
Wifi | 30% | 33MB | 17% | 2.5Mbps |
Bluetooth | 15% | 30MB | 14% | 1.5Mbps |
バッテリーのもちはポケットWifiのスペック通り約2倍の違いが出ました。
子機側のiphoneはバッテリー消費に違いはありません。
以上の実験に加えて、17時頃にそれぞれの接続方法で3回ずつスピードテストを行いその平均速度(下り)を表に掲載しました。はやりWifi接続の方が速くなりました。格安SIMのためWifi接続でも2~3Mbpsのスピードでしたがモバイル通信の速度が上がればかなり速くなると思います。
●Bluetoothならバッテリー消費は1/2
●通信速度はWifiのほうが速い、電波が届く距離もWifiのほうが広い
Bluetoothの性質上通信速度は1.5Mbpsあたりが限界ですが、ブラウジングやLINE、低画質の動画再生なら問題ありません。
テザリング方法のまとめ
親機のバッテリー消費を抑えるならBluetooth接続
速度を優先させるなら Wifi接続